Apr 07, 2021
株式会社FIXER、株式会社JTB、株式会社Fun Japan Communicationsは、XR技術(※)を駆使した仮想空間上にバーチャルな日本をつくりあげ、進化し続ける街や施設に世界中の人々が集い、観光やショッピング、様々なコンテンツを楽しみながら交流を深めることができる 「バーチャル・ジャパン・プラットフォーム」事業を開始します。このプラットフォームを通じて、仮想空間上の日本を巡る交流・商流・情報流を生み出し、人流が制限されるなかでも地域との持続的な関係性を維持するとともに、コロナ後の新しいリアルな人流を喚起し、観光産業の回復と地域活性化を図ってまいります。
(※)XR技術:VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)、AR(オーグメンテッドリアリティ:拡張現実)、MR(ミックストリアリティ:複合現実)等の技術の総称
事業推進は、JTBグループで日本紹介メディア『FUN! JAPAN』を運営するFun Japan Communicationsが担い、まずはアジア地域の日本ファンである同社メディア会員125万人のプラットフォームへのユーザー化を図り、その後、プラットフォームの対象国や地域を増やしながら、日本のユーザーも含めて、順次ユーザー数の拡大をめざします。
すでにJTBとFIXER間での人事交流も始まっており、豊富な観光ネットワークと100年以上に渡る交流創造の実績を持つJTBグループが感動の演出を行い、最先端の技術とスピーディーな開発を誇るFIXERがそれを具現化するという強力なパートナーシップで、世界に誇る日本発の交流プラットフォームを確立し、サステイナブルな平和で心豊かな社会の実現に貢献してまいります。
「バーチャル・ジャパン・プラットフォーム」紹介動画
■事業構想
FIXERが保有するクラウド基盤上に、国内外の消費者・自治体・事業者がエントリー可能な交流・経済圏「バーチャル・ジャパン・プラットフォーム」を3社協働で構築します。バーチャル交流人口の規模は、2030年には政府目標である訪日外国人旅行者数6,000万人を上回ると想定しており、本事業においてはファーストステップとして、2024年までに1,000万人のアクティブな交流人口の創出を目標とします。
まずは、バーチャル空間内で、ユーザーが自分の分身であるアバターを操作しながらユーザー同士でコミュニケーションを楽しめる機能や、日本の各地の歴史や文化を深く知り、リアルに近い体験ができる機能を拡充し、空間内での交流の活性化を図ります。
次に、日本の自治体や事業者が、海外・国内のユーザーに対して、日本各地の特産品や体験コンテンツを提供し、日本の技術やサービスを発信する場として活用いただけるよう、機能・サービスを拡張いたします。そこに価値を感じたユーザーが、空間内での交流・商流、あるいはその地をリアルに訪れる人流の主役となるなどの相乗効果が起こり、持続的に発展する空間づくりを行っていきます。既に東京の丸の内エリアや北海道エリアなどのバーチャル空間が構築されており、順次、ユーザー登録を開始し、エリアや機能の拡張を週単位で図っていく予定です。
■各社コメント
株式会社JTB 代表取締役 社長執行役員 山北 栄二郎
コロナ禍でリアルな交流が大きく制限される中、今回ご紹介する事業は、3社の持つそれぞれの強みを存分に生かした、まさにリアルとバーチャルの垣根を超える新しい交流の仕組みです。観光ネットワーク(JTB)×ユーザーコミュニティ(Fun Japan Communications)×クラウド基盤(FIXER)が創り出すバーチャル・ジャパン・プラットフォームの世界をぜひ覗いてみてください。
株式会社Fun Japan Communications 代表取締役社長 藤井 大輔
当社は、アジアを中心に125万人の日本好きの会員コミュニティを保有し、日本の地域や企業様との関係構築を図り、日本と海外の架け橋になることをミッションにしております。今回の事業で、バーチャルとリアルを融合した新たな交流を創造でき、人と人との繋がりを源泉とした日本と世界の新たな潮流をつくることができると確信しています。ぜひ一緒に、日本の観光・地域経済の活性化を実現いたしましょう。
株式会社FIXER 代表取締役社長 松岡 清一
FIXERは創業以来、クラウドを通じて多くのサービスを提供してきました。そして、2020年に始まってしまった未曾有の状況においても、なんとか人と人とが安全に出会う機会を生み出すために、昨年バーチャルイベントサービスという事業をスタートしました。
このサービスの提供開始時点では、3D空間で本当に人と人との出会いが実現できるのか、もし出会えたとしても、その関係性が一時的なものに終わってしまわないかという不安がありました。しかし様々なイベントを経験するなかで、3D空間での名刺交換やチャットによるコミュニケーションを通してリアルな商談が生まれる現場を目の当たりにし、今後は必ずしもリアルな対面が難しい状況にあったとしても、デジタルによる新しい関係性、新しいビジネスを作っていくことが可能であると思えるようになりました。
今、多くの人たちがDXにチャレンジされていることと思いますが、観光業・サービス業におけるDXをJTBのみなさまとの強力なアライアンスによって実現していくことにより、日本経済のさらなる発展と、このプラットフォームで交流するすべての人が「感動できる場」の提供を目指していきたいと考えております。 JTBの感動を創出する技術とFIXERのクラウド・AI技術のコラボレーションの未来に、どうぞご期待ください。
■株式会社JTBについて(本社:東京都品川区)
JTBは、「感動のそばに、いつも。」のブランドスローガンのもと、あらゆる交流を実現し、お客様の笑顔、感動をつなぐ交流創造を事業ドメインとしています。創業109 年の歴史で培った、人々の交流に必要なおもてなしのノウハウを活かしながら、地域・社会課題に対して、人×場所×交流をデザインすることでその解決に取り組んでいます。お客様が感じる実感価値を追求するために、デジタル基盤の上にヒューマンならではの力を最大限生かして、人の笑顔と夢をつなぐ、新しい交流時代を切り拓く企業グループになることを目指しています。
https://www.jtbcorp.jp/
■株式会社Fun Japan Communicationsについて(本社:東京都港区)
https://fj-com.co.jp/ 東南アジア・台湾・香港・インドを中心に、アジア地域No.1規模の日本紹介メディア『FUN! JAPAN』 (日本好きコミュニティ)を運営しています。SNSフォロワー数450万人超・サイト会員125万人のメディア力を活かし、アジア7カ国から集まった日本に精通する専属ネイティブスタッフが、現地目線でのマーケティングをサポート。JTBグループの一員として、日本企業や自治体の皆様とアジアの消費者との接点になり、日本とアジアの交流の拡大に貢献することをビジョンに掲げています。
https://fj-com.co.jp/
■株式会社FIXERについて(本社:東京都港区)
2009年創業。「Technology to FIX your challenges.」を企業理念とし、クラウド・AIを中心としたテクノロジーを武器に、お客様である企業や自治体、従業員のチャレンジを共に成就することで、社会に貢献することを目指しています。2017年には、各国で最も優れたビジネスパートナーに送られる「Microsoft Country Partner of the Year」を受賞。基幹事業である、パブリッククラウドのフルマネージドサービス「cloud. config」は、2019年に「Microsoft Azure(※)」における上位認定である「Azure Expert MSP」を取得。
https://www.fixer.co.jp/
左 株式会社JTB 代表取締役 社長執行役員 山北 栄二郎
右 株式会社FIXER 代表取締役社長 松岡 清一
■本件に関するお問い合わせ(報道機関向け)
株式会社FIXER 広報担当 E-mail:prd@fixer.co.jp TEL:03-3455-7755 FAX:03-3455-7500
※Microsoft、Azure、Dynamics、Surfaceは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※Microsoft 365は、Microsoft Corporationが提供するサービスの名称です。
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